📊資金調達を実施したプロジェクトまとめ(2026年5月5日〜2026年5月11日)

目次

2026年5月5日~2026年5月11日で資金調達を発表したプロジェクトをまとめました。

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プロジェクト一覧

@onrefinance | $5M(シリーズA)| 2026年5月5日

@sportix_ai | $3.5M(シード)| 2026年5月5日

@ElasticsAI | $2M(プレシード)| 2026年5月5日

@GSR_io | 戦略投資(金額未公開)| 2026年5月5日

@centrifuge | 戦略投資(金額未公開)| 2026年5月5日

@opentrade_fi | $17M(戦略投資)| 2026年5月6日

@stockcoinai | シード(金額未公開)| 2026年5月6日

@Kalshi | $1B(シリーズF)| 2026年5月7日

@saturn_credit | $2M(シード)| 2026年5月7日

@stableyard | 戦略投資(金額未公開)| 2026年5月7日

@AntierSolutions | $3M(戦略投資)| 2026年5月8日

@ility_xyz | $2M(プライベート)| 2026年5月8日

@circle | $222M(トークンプレセール)| 2026年5月11日

@_ALCPB | €15.2M(私募)| 2026年5月11日

@USBD_Stablecoin | $2M(プレシード)| 2026年5月11日

@fortuneglobal_ | シード(金額未公開)| 2026年5月11日

OnRe(@onrefinance)

OnReはSolana上でリインシュアランス(再保険)インフラを構築するプロジェクト。第一プールはEthenaのsUSDeを担保にしたバランス型のリアルワールド再保険ポートフォリオを組成。Forward Industriesは別途最大$25MをOnReの利回り付きトークンに配分予定で、本シリーズAはメインネット拡張と機関コントリビューターの誘致に充当される。非生産的なステーブルコイン・国債資産が積み上がる中で、持続可能なオンチェーン利回り源としての需要を狙う。

💸調達額:$5M(シリーズA)

👥投資家:@FWDind(co-lead), @Rockaway_X(co-lead)

📅発表日:2026年5月5日

🔗 https://www.onre.finance/

Sportix(@sportix_ai)

Sportixはサッカー特化のAIスポーツインテリジェンスプラットフォーム。リアルタイム試合データ・選手パフォーマンス・メディアセンチメントを解析し、試合結果を予測するsimulation engineを提供する。アナリスト向けのオンチェーンreputationシステムも構築中で、予測精度をverifiableに記録する仕組みを目指す。プラットフォーム公式ローンチは2026 Q2、2026 FIFAワールドカップ(米/加/メキシコ共催)直前を狙う。

💸調達額:$3.5M(シード)

👥投資家:@CoinvestorV, @animocabrands, @BeckerVentures, @X21_Digital, @alphacapital_vc

📅発表日:2026年5月8日

🔗 N/A

Elastics(@ElasticsAI)

Elasticsはワルシャワ拠点の予測市場向けAI-nativeオペレーティングシステム。ユーザーは自然言語で予測市場を取引でき、自律AIエージェントがリサーチ・執行・リスク管理を複数venue横断で実行する。創業者は元Goldman SachsのSzymon Pawicaとquant数学者のMateusz Brodowicz。今回の$2Mプレシードはoversubscribedで、Frstリード、AI/quant採用とプロダクト開発に充当。Kalshi/Polymarketブームの裏側で「ツーリング層」を狙うポジショニング。

💸調達額:$2M(プレシード)

👥投資家:@frst_vc, @ElevenLabs, @xbtogroup, @redstone_defi, @a16z

📅発表日:2026年5月5日

🔗 https://www.elastics.ai/

GSR(@GSR_io)

GSRは2013年創業の暗号資産マーケットメイカー/流動性プロバイダーで、スポット・デリバティブ・構造化商品まで提供する業界最大手の一角。Standard CharteredのVCアームSC Venturesが約$1B評価で初の外部の戦略的シェアホルダーとして出資。GSRは別途最大$150Mを他のstrategic backerから調達して事業拡大を計画する。2024年6月期の売上は$287M、税後利益$71Mと高収益体質を維持。創業者は元Goldman Sachsトレーダー陣で、本件は伝統金融側(Standard Chartered)のクリプト市場インフラ取り込みの象徴的ケース。

💸調達額:戦略投資(金額未公開、$1B評価)

👥投資家:@scventuresdna

📅発表日:2026年5月5日

🔗 https://www.gsr.io/

Centrifuge(@centrifuge)

Centrifugeは機関向けトークン化インフラの先駆者。Coinbaseが「preferred tokenization backbone」としてCentrifugeを選定し、Base上でのトークン化ETF・クレジット・構造化商品の発行プラットフォームとして採用された。本ラウンドはCoinbase Venturesからのseven-figure戦略投資(2022 strategic round、2024 $15MシリーズAに続く3度目の出資)。$27BのRWA市場におけるCoinbaseのメインパートナーとなることで、institutional flowをBase⇄Centrifugeラインに集中させる狙い。初のinstitutional assetは数週内にBase上でローンチ予定。

💸調達額:戦略投資(金額未公開)

👥投資家:@coinbase

📅発表日:2026年5月7日

🔗 https://centrifuge.io/

OpenTrade(@opentrade_fi)

OpenTradeはロンドン拠点のRWA×ステーブルコインyieldプラットフォーム。フィンテック・取引所・ウォレットに対し、米国短期国債等を裏付けとするステーブルコイン利回りプロダクトのパーミッションド・パーミッションレスインフラを提供する。TVLは$200Mを突破し、2026年は最初の4ヶ月で$300MのTX ボリュームを処理、通年$1Bを見込む。本ラウンドで累計調達は$30M+に拡大。Sierra Protocolとの共同でパーミッションレスな「Curation+」をローンチし、機関+個人双方の利回りファネルを構築する戦略。

💸調達額:$17M(戦略投資)

👥投資家:@mercuryfund, NotionCapital, @a16zcrypto, @AlbionVC, @CMCC_Global

📅発表日:2026年5月6日

🔗 https://www.opentrade.io/

StockcoinAI(@stockcoinai)

StockcoinAIはトークン化された米国株式とエクイティPerpを扱うAIネイティブ取引プラットフォーム。オンチェーンシグナルを株式・暗号デリバティブフローへ供給し、単一インターフェース上で香港IPOと米国pre-IPOへのアクセスも提供する。Amber GroupリードでSeedラウンドをクローズしたが、金額・バリュエーションは非公開。次のロードマップとして香港展開を明示しており、AI×トークン化株式×クリプトのプレイヤーとして位置づけ。

💸調達額:シード(金額未公開)

👥投資家:@ambergroup_io(lead), 非公開エンジェル

📅発表日:2026年5月6日

🔗 https://stockcoin.ai/

Kalshi(@Kalshi)

KalshiはCFTC規制下で運営される米国最大の予測市場(prediction market)プラットフォーム。経済指標・選挙・スポーツ・気候など多様なイベントに対するイベント契約を提供し、過去6ヶ月で機関投資家取引高が800%増、年率取引高は$52B→$178Bへ3.4倍成長。米国予測市場の90%、グローバル取引高の過半を占めるカテゴリリーダー。今回のシリーズFは5ヶ月前の評価額からほぼ倍増($22B評価)し、ヘッジファンド・アセットマネージャー・プロップトレード・保険会社向けに採用を拡大する原資となる。

💸調達額:$1B(シリーズF、$22B評価)

👥投資家:@CoatueMgmt(lead), @sequoia, @a16z, @paradigm, @IVP, @MorganStanley, @ARKInvest

📅発表日:2026年5月7日

🔗 https://kalshi.com/

Saturn Credit(@saturn_credit)

Saturn CreditはBitcoinのアプリケーションレイヤーを構築するレンディングプロトコル。Strategy社のSTRC(Bitcoin-linked credit instrument)を中核に、USDatとsUSDatのデュアルトークンシステムを2026年3月にローンチ。USDatは短期米国債を裏付けにUSDCに1:1ペッグするステーブル、sUSDatはERC-4626規格の利回り付きボールトでSTRC利回りを累積する。ローンチ直後でTVL$125M+に到達し、Saturn Foundationは将来のガバナンストークンの最大5%をearly LPに配分する方針。

💸調達額:$2M(シード)

👥投資家:@TheSpartanGroup, @Anchorage, Susquehanna Cryptoなど

📅発表日:2026年5月8日

🔗 https://saturn.credit/

Stableyard(@stableyard)

Stableyardはステーブルコイン決済のend-to-end experience レイヤーを提供するフルスタックコマースプラットフォーム。マーチャント・フィンテックが単一のインテグレーションでルーティングや決済、残高照合などを完結でき、任意のチェーン・任意のウォレットからのステーブルコイン受領を希望通貨での決済まで完結する。Movement(MoveベースLayer 1)からの戦略投資により、Movementエコシステムアプリの統合とマーチャント送客を実現。共同創業者AvinashとMiteshは約2年前からMovementと関係を構築してきた。

💸調達額:戦略投資(金額未公開)

👥投資家:@movementlabsxyz

📅発表日:2026年5月7日

🔗 https://stableyard.fi/

Antier Solutions(@AntierSolutions)

Antier Solutionsはインド・モハリ拠点のエンタープライズブロックチェーン・エンジニアリング企業。10年以上のブートストラップ運営後の初の機関投資ラウンド。CEO Vikram R. Singhの下、政府・BFSI(金融)含む企業・スタートアップ・政府向けに1,000件以上のプロジェクトを納入してきた実績を持つ。本資金は米国・MENA・アジア太平洋を含む主要市場でのプラットフォーム拡張、コンプライアンス/トークン化/カストディ/エンタープライズチェーン構築の強化に充当される。

💸調達額:$3M(戦略投資、初の機関投資)

👥投資家:@GvflLimited

📅発表日:2026年5月8日

🔗 https://www.antiersolutions.com/

ILITY Network(@ility_xyz)

ILITY NetworkはZK(ゼロ知識証明)クロスチェーンデータ検証用のL1ブロックチェーン。複数ウォレットにまたがるオンチェーン保有・トランザクション履歴を、アドレスや取引履歴を暴露せずに証明できるプライバシー保護プリミティブを提供する。$ILYがガス・ステーキング・ガバナンス・エコシステムインセンティブの基軸トークン。Alpha Mainnetが稼働済みでILITY Hubのローンチを目前に控える。Animoca BrandsとDuckDAOが共同リードで$2Mを$21M評価で調達。ZKクロスチェーンテストネットでポイントプログラムが稼働中。

💸調達額:$2M(プライベート、$21M評価)

👥投資家:@animocabrands, @dao_duck, @X21_Digital, @UZcapitalX, @0xVegaVentures

📅発表日:2026年5月8日

🔗 https://ility.xyz/

Circle / Arc Blockchain(@circle)

Circleが機関金融向けに設計した公開ブロックチェーンArc用トークン(ARC)の私募。a16z cryptoがリード($75M出資)し、$3B FDVで$222Mを調達。ArcはUSDCとのネイティブ統合、法定通貨建てガス、決定論的サブ秒ファイナリティ、機関グレードのコンプライアンスを特徴とする。テストネットは2025年10月から稼働中で、BlackRock・Visa・HSBCを含む100以上の機関が参加。Circle(CRCL)のQ1 2026売上はYoY 20%増だがコンセンサスを下回り、Arc発表当日株価は+16% → 終値は反落。

💸調達額:$222M(トークンプレセール、$3B FDV)

👥投資家:@a16zcrypto(lead, $75M), @BlackRock, @apolloglobal, @ICE_Markets, @SBIGroup, @JHIAdvisors, @StanChart, @gcvp, @ARKInvest, @IDGCapital, @HaunVentures, @Bullish, Marshall Wace

📅発表日:2026年5月11日

🔗 https://www.circle.com/arc

Capital B(@_ALCPB)

Capital Bはパリ証券取引所(EPA:ALLMG、旧The Blockchain Group)上場の欧州Bitcoin Treasury Company。Adam Backと仏量子運用TOBAMを戦略投資家として、米欧他の機関投資家に€0.66/株で23M株を私募発行。€14.4M純手取りでBTC約182枚を追加購入予定 → 保有量は2,943 BTC → 3,125 BTCに到達見込み。Backは本件に加え別途€1.1Mのワラントも引受。中期目標は2027末で15,000 BTC、長期目標は2033年までに210,000 BTC(全BTC供給の1%)。BackのCapital B持株は約13.43%、Blockstream Capital Partners経由が約14.42%、TOBAMが約4.2%。

💸調達額:€15.2M($17.8M・私募)

👥投資家:@adam3us(Blockstream CEO), TOBAM

📅発表日:2026年5月11日

🔗 https://cptlb.com/

Boundary Labs(@USBD_Stablecoin)

Boundary Labsは連続オンチェーン検証(continuous on-chain verification)を中核とする機関向けステーブルコインUSBDのローンチを計画するEthereumベースのスタートアップ。CEOは元Deutsche Bank/Digital Currency GroupのMatthew Mezger。USBDはOver-collateralizedで利回りなし、別途sUSBDトークンがdelta-neutral DeFi戦略の利回りを蓄積するdual-token構造。資産マネージャー・ヘッジファンド・family officeを主要ターゲットとしKYC/KYBを必須化。Cyfrinによるsecurity audit完了済み。2026年初夏にUSBDとsUSBDをEthereum mainnetに展開予定で、年末までにTVL$100Mを目標とする。

💸調達額:$2M(プレシード)

👥投資家:Galaxy Ventures, Blackwood, FirstBlock Capital.

📅発表日:2026年5月11日

🔗 https://boundary.finance/

Fortune Protocol(@fortuneglobal_)

Fortune ProtocolはBNB Chain上でAI駆動の予測市場流動性インフラを構築するプロジェクト。フォーチュンクッキー要素を組み合わせたユニークなUXで、予測モデル・予測データのオンチェーン取引とDeFi統合を可能にする。Seed調達はAI予測ツール・大規模予測モデル開発の加速、プロダクト革新、エコシステム拡張、運営成長に充当。BNB Chain上では同種で最初のプロトコル。Kalshi/Polymarket/Elasticsと並行する予測市場流入の中で、AIネイティブ+BSCエコシステム特化の差別化を狙う。プロトコル稼働時の参加者向けポイント・報酬プログラムが示唆されている。

💸調達額:シード(金額未公開)

👥投資家:@tbvxyz, @CogitentV, @X21_Digital, @CGVFOF, @K24Ventures, @LandScape_Hold

📅発表日:2026年5月11日

🔗 https://fortuneprotocol.io/


今週は合計16プロジェクトが発表され、総額は13億ドル(約2,000億円)超に達しました。 特筆すべきは、予測市場の世界的リーダーであるKalshi(@Kalshi)による10億ドルのシリーズFです。CoatueやSequoia、a16zといったトップティアに加え、Morgan Stanleyなどの伝統金融(TradFi)大手が参画し、評価額は約222億ドルという驚異的な規模に到達しました。あわせて、Circle(@circle)が機関投資家向け新チェーン「Arc」のために2.22億ドルを確保したことも、インフラ層への期待の高さを示しています。

市場のトレンドとしては、以下の3軸が主流となっています。

  • 予測市場の高度化とAI融合:圧倒的シェアを誇るKalshiに加え、AIエージェントを活用するElastics(@ElasticsAI)、サッカー特化のSportix(@sportix_ai)、BNB Chain基盤のFortune Protocol(@fortuneglobal_)など、多様なアプローチが目立ちました。
  • 機関投資家向けRWA・ステーブルコイン:Coinbaseとの提携を強めるCentrifuge(@centrifuge)や、1700万ドルを調達したOpenTrade(@opentrade_fi)、さらにGSRへのStandard Chartered(SC Ventures)による戦略出資など、伝統金融によるクリプト・インフラの取り込みが加速しています。
  • Bitcoinエコシステムの拡張:Adam Back氏を巻き込みBTC保有を加速させるCapital B(@_ALCPB)や、ビットコイン・レンディングを展開するSaturn Credit(@saturn_credit)など、BTCを軸とした金融戦略も活発です。

小規模ながらも、Solana上での再保険インフラを狙うOnRe(@onrefinance)や、Galaxy Venturesが支援するBoundary Labs(@USBD_Stablecoin)など、ニッチかつ強固なユースケースを持つプレシード・シード案件も多く、次世代のスタンダードを予感させる1週間となりました。

免責事項

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この記事を監修した人

新井 進悟

新井 進悟

株式会社ロクブンノニ 代表取締役

2013年に東京理科大学大学院(経営工学専攻)修了後、Web・アプリ・広告業界の複数社でエンジニア、データサイエンティスト/データアナリストとして従事。2017年頃から仮想通貨・ブロックチェーン領域に携わり、2018年1月に株式会社ロクブンノニを設立、同年2月にブロックチェーン特化型メディア「Crypto Times」をローンチ。業界歴は約9年。DeFi・L1/L2プロトコル・トークノミクス・ZKP・国内外の規制動向を専門領域とし、自身でもオンチェーンでの資産運用・リサーチを日常的に行う。数百本以上の記事執筆・監修を担当し、国内外カンファレンス登壇、DeFi資産運用セミナー講師、KOLアンバサダープログラム運営など実績多数。

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