📊資金調達を実施したプロジェクトまとめ(2026年5月19日〜2026年5月25日)
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目次
2026年5月19日~2026年5月25日で資金調達を発表したプロジェクトをまとめました。
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プロジェクト一覧
@SizeProp | プレシード(金額非公開)| 2026年5月19日
@TwentyOneCap | $679M(セカンダリ譲渡)| 2026年5月20日
@Kalshi | $200M(シリーズF延長)| 2026年5月20日
@variational_io | $50M(シリーズA)| 2026年5月20日
@Cometh | M&A — @KaikoData が買収 | 2026年5月20日
@TokenOps_xyz | M&A(買収者非公開)| 2026年5月20日
@TownSquarexyz | $16.25M(プレシリーズA)| 2026年5月21日
@cyclesmoney | $6.4M(シード)| 2026年5月21日
@jia_DeFi | $3M(シード)| 2026年5月21日
K25.ai| $2M(プレA・戦略投資)| 2026年5月21日
@decentxyz | M&A — @moonpay が買収 | 2026年5月21日
@popdex_ | $30M(シード)| 2026年5月22日
@FOUNDATIONdvcs | $6.4M(戦略投資)| 2026年5月22日
@squidrouter | $6M(戦略投資)| 2026年5月22日
@jpyc_official | $19.5M(シリーズB・3rd close)| 2026年5月23日
SizeProp(@SizeProp)
SizeProp はクリプトネイティブのプロップトレーディングファーム向けインフラを構築するスタートアップ。2025年後半以降、150か国以上 3,500人超のトレーダーに合計 $50M を超えるプロップ資金を提供してきました。Hyperliquid と Trade.xyz と完全統合され、コモディティ・株式・FX の永続先物を24時間取引可能。今回のラウンドは Pudgy Penguins 運営の Igloo Inc. がリード、SAFE 形式で実施されました。
💸調達額:プレシード(金額非公開・SAFE)
👥投資家:@IglooInc
📅発表日:2026年5月19日
Twenty One Capital
Twenty One Capital は NYSE 上場(XXI)のビットコイン・トレジャリー企業。2026年5月20日、Tether が SoftBank 保有の約26%株式(時価 $679M 相当)を取得し、SoftBank 派遣の取締役が退任しました。Tether は XXI を関連2社と統合する準備を進めており、今回の取引で支配権を強化。既存株主は株式市場経由でビットコインへのエクスポージャーを獲得する形となります。
💸調達額:$679M(セカンダリ譲渡 — Tether が SoftBank 保有株を取得)
👥取得側:@Tether_to
📅発表日:2026年5月20日
Kalshi(@Kalshi)
Kalshi は米国の規制対応プレディクションマーケット取引所。スポーツ・政治・選挙・授賞式など実世界イベントの結果に賭けられる金融市場を提供し、年換算売上は $1.5B を超え、5月単月で $11.3B の取引高を記録しました。今回の延長ラウンドにより シリーズF 累計は $1.2B 超に到達。月初に Coatue が主導した $1B ラウンドと同じ $22B バリュエーションを維持しています。
💸調達額:$200M(シリーズF 延長 / $22B バリュエーション)
👥投資家:@BaillieGifford, Layer Global
📅発表日:2026年5月20日
Variational(@variational_io)
Variational は Arbitrum 上で稼働する分散型デリバティブプロトコル。TradFi のディーラーとクリプト取引所の流動性を集約し、P2P 形式の永続先物プラットフォームを提供します。今回は実世界資産(原油・銀・銅・金)連動の RWA パーペチュアルに焦点を当てており、ローンチ時点で100以上のオンチェーン永続契約を展開予定。今回のシリーズAを含めると累計調達額は $60M 超に到達しました。
💸調達額:$50M(シリーズA)
👥投資家:@dragonfly_xyz, @BainCapCrypto, @cbventures
📅発表日:2026年5月20日
Cometh(@Cometh)
Cometh は欧州拠点の DeFi インフラ企業で、スマートコントラクト開発と NFT マーケットプレイスツールを提供。EU の MiCA に基づく Crypto-Asset Service Provider(CASP)ライセンスを保有しています。クリプト市場データ大手 Kaiko が買収し、Kaiko にとって4件目の M&A。MiCA 準拠のオンチェーンデータインフラ拡張に活用される予定です。2021年パリで創業、累計調達額は $9.7M。
💸調達:M&A — @KaikoData が買収(金額非公開)
📅発表日:2026年5月20日
TokenOps(@TokenOps_xyz)
TokenOps はロンドン拠点のトークンライフサイクル管理プラットフォーム。クロスチェーン操作とセルフカストディツールを提供し、2022年創業、2023年2月に Outlier Ventures から シードを調達していました。CryptoRank には 2026年5月20日付の M&A 取引が記録されていますが、買収側と金額の詳細は非公開。
💸調達:M&A(買収者・金額非公開)
📅発表日:2026年5月20日
TownSquare(@TownSquarexyz)
TownSquare は Monad をメインに、Ethereum と BNB Chain にも対応するクロスチェーン DeFi マネーマーケット/機関投資家向けイールドインフラ。今回の資金で USD1 ステーブルコインのローンチと現実資産のトークン化による安定利回り提供を進めます。Trump 関連の World Liberty Financial が参加した点が注目で、後に $100M の USD1 流動性イニシアチブも発表されました。
💸調達額:$16.25M(プレシリーズA)
👥投資家:@worldlibertyfi, @okx_ventures, @AnimocaVentures, @ambergroup_io, @Aptos, @BixinVentures, @ArcaneGrp, @Auros_global, @Moca_Network
📅発表日:2026年5月21日
Cycles(@cyclesmoney)
Cycles は Informal Systems からスピンアウトしたオンチェーン金融向けプライベートクリアリングネットワーク。Cosmos 共同創業者の Ethan Buchman が主導し、マルチラテラル・クリアリングによりカウンターパーティリスクと必要流動性を圧縮します。初プロダクトの「Cycles Prime」は機関 OTC ネッティング向けで、Lynq と FalconX がアンカーパートナーとして参加。累計調達額は $8.7M に到達。
💸調達額:$6.4M(シード)
👥投資家:@blockchangevc, @cbventures, @CompoundVC, @primitivecrypto
📅発表日:2026年5月21日
Jia(@jia_DeFi)
Jia は新興国の中小企業向けの金融 OS。Base、Stellar、Arbitrum、Celo、Polygon で稼働するオンチェーン融資プールを通じ、東南アジアの SME に与信を供給します。独自の Ossicone AI 与信モデルで未払い請求書を24時間以内に現金化。フィリピンで 15,000件以上のインボイスを融資し、月間発行額 $1M を MoM 10% で成長させています。累計調達額は $7.3M。
💸調達額:$3M(シード)
👥投資家:@cbventures, @StellarOrg, @A100xVentures, @TCG_co, @HashedEM
📅発表日:2026年5月21日
K25.ai
K25.ai は元 OKX COO の Andy Cheung が主導する APAC 特化の AI ネイティブライブ配信&Watch-to-Predict 型プレディクションマーケット。AI・ライブストリーミング・クリエイター収益化・予測市場をスポーツ・eスポーツ・エンタメ・カルチャー領域で統合します。共同創業者は NIVF の取締役に就任し、リバースマージャー(RTO)による上場も視野に。初期 $2M、最大 $10M までのオプション付きラウンドです。
💸調達額:$2M(プレA・戦略投資、$100M バリュエーション、最大 $10M まで拡張オプション)
👥投資家:@NewGenIVF(Nasdaq: NIVF)
📅発表日:2026年5月21日
Decent(@decentxyz)
Decent は 200以上のチェーンにまたがるクロスチェーントランザクションインフラを提供。主力プロダクト「The Box」は任意のトークンでワンクリック取引を実現し、累計取引高 $1B 超、稼働率 99.5% を記録しています。MoonPay が 2026年5月21日に高額 8桁台(high eight-figure)で買収を発表。Decent のルーティングと流動性アグリゲーションは MoonPay の新機関向け実行 API「MoonPay Trade」に統合され、銀行・資産運用会社向けに法定通貨レール・コンプライアンス・クロスチェーン DeFi を結合します。MoonPay にとって 2026年で4件目の M&A。
💸調達:M&A — @moonpay が買収(high eight-figure / 詳細非公開)
📅発表日:2026年5月21日
PopDEX(@popdex_)
PopDEX はトレーダー中心の永続型分散取引所(perp DEX)。プラットフォーム収益をパッシブ保有者ではなくアクティブトレーダーに還元するトークンエコノミクスを採用し、既存 perp DEX との差別化を図ります。現在は招待制テスト中で、調達資金は流動性供給・セキュリティ監査・チームの拡張・グローバル展開に充当される予定。
💸調達額:$30M(シード)
👥投資家:@ForesightVen
📅発表日:2026年5月22日
Foundation Devices(@FOUNDATIONdvcs)
Foundation Devices はビットコインハードウェアウォレットのメーカー。今回は AI エージェント認可・FIDO セキュリティキー・多要素認証・デジタルアイデンティティ領域への拡張を発表しました。旗艦デバイス「Passport Prime」はビットコインウォレット・2FA ストレージ・シークレットボールト・50GB 暗号化ストレージを統合し、3月から出荷開始、本ラウンドで一般販売(GA)入りに。累計調達額は $16.5M に到達。
💸調達額:$6.4M(戦略投資)
👥投資家:Fulgur Ventures, @arche_capital
📅発表日:2026年5月22日
Squid(@squidrouter)
Squid はクロスチェーンルーティング&エグゼキューションレイヤー。独自の「Squid Intents」を採用し、マーケットメーカーがクロスチェーン取引をフィルして TEE(信頼実行環境)経由で決済する仕組みで、100以上のネットワークをスマートコントラクトのデプロイなしにサポートします。2023年1月以降、累計取引高 $6B 超、4M 以上の取引、100万ユーザー超を処理。今回の資金は消費者向けクロスチェーン UX の改善に投入されます。累計調達額は $13.5M。
💸調達額:$6M(戦略投資)
👥投資家:@NorthIslandVC, @Ripple, @Dialectic_Group, @borderless_cap, @SceniusCapital, @axelar, @Ledger, @Polymer_Labs, @EnsoBuild, @joinpeanut
📅発表日:2026年5月22日
🔗 https://www.squidrouter.com/
JPYC(@jpyc_official)
JPYC は日本初の規制対応 JPY ペッグ・ステーブルコイン発行体。今回の5月23日発表は シリーズB の3rdクローズで、Series B 累計は約 ¥50億(2月 ¥17.8億 + 4月 ¥28億 + 5月延長分)となり、米ドル換算で約 $33M に達しました。新規投資家には Life Design Fund と明治安田生命の Future Co-Creation Fund が参加。資金はシステム高度化・AI エージェント間(M2M)決済対応・Ethereum/Polygon 展開に充当されます。発行から7か月で発行額 ¥25億超・取引高 ¥350億を記録。
💸調達額:$19.5M(シリーズB 3rd close)
👥投資家:Life Design Fund, IHD Strategy Fund, Awagin Capital, @meijiyasuda_pr(Future Co-Creation Fund)
📅発表日:2026年5月23日
今週は合計15プロジェクトの動向が発表されました。新規の資金調達総額は約3.4億ドル(約530億円)に上り、さらに約6.8億ドルにのぼる巨額のセカンダリ取引や大型M&Aが連発するなど、資本の大きなうねりを感じる1週間となりました。
市場の主要なトレンドは、以下の3軸に整理できます。
- 予測市場(Prediction Market)と次世代DeFiの躍進:月初に10億ドルを調達した米国最大の予測市場Kalshi(@Kalshi)が、シリーズFの延長としてさらに2億ドルを確保し、圧倒的な存在感を示しています。また、原油や金などのRWA(現実資産)パーペチュアルを提供するVariational(@variational_io)が5,000万ドル、トレーダーへの収益還元を掲げるPopDEX(@popdex_)が3,000万ドルを調達。高度な金融プロダクトへの大型投資が相次いでいます。
- インフラの「囲い込み」によるM&Aの連鎖:先週に引き続き、既存大手による有望インフラの買収が目立ちました。決済大手のMoonPayがクロスチェーンインフラのDecent(@decentxyz)を高額(数千万ドル規模)で買収したほか、データプロバイダーのKaikoがMiCA準拠のCometh(@Cometh)を吸収。コンプライアンスや執行レイヤーといった「コア基盤」を自社に取り込む動きが加速しています。
- 実体経済への浸透と TradFi×Cryptoの交差点: TetherがSoftBankからビットコイン・トレジャリー企業(Twenty One Capital)の株式を約6.8億ドルで取得し、業界内での支配力をさらに強固にしました。また、日本のステーブルコイン発行体であるJPYC(@jpyc_official)が明治安田生命などから約1,950万ドルを追加調達したほか、新興国の中小企業へ与信を提供するJia(@jia_DeFi)など、クリプトが伝統金融(TradFi)や実体経済と結びつく実需ベースの動きが進展しています。
💡 注目の動き・エアドロップ視点今週のリストの中で特にウォッチしておきたいのは、PopDEXとTownSquare(@TownSquarexyz)です。招待制テスト中でアクティブトレーダーへの還元を明言しているPopDEXや、USD1ステーブルコインの流動性プログラムを控えるTownSquare(1,625万ドル調達)は、初期参加者へのインセンティブやエアドロップが期待できるため、早めのフォロー推奨です。
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この記事を監修した人

新井 進悟
株式会社ロクブンノニ 代表取締役
2013年に東京理科大学大学院(経営工学専攻)修了後、Web・アプリ・広告業界の複数社でエンジニア、データサイエンティスト/データアナリストとして従事。2017年頃から仮想通貨・ブロックチェーン領域に携わり、2018年1月に株式会社ロクブンノニを設立、同年2月にブロックチェーン特化型メディア「Crypto Times」をローンチ。業界歴は約9年。DeFi・L1/L2プロトコル・トークノミクス・ZKP・国内外の規制動向を専門領域とし、自身でもオンチェーンでの資産運用・リサーチを日常的に行う。数百本以上の記事執筆・監修を担当し、国内外カンファレンス登壇、DeFi資産運用セミナー講師、KOLアンバサダープログラム運営など実績多数。
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