9月9日~9月15日 新規更新記事と注目銘柄・トピック
対象期間
進行中
タスク
対応チェーン
カテゴリ
9月9日~9月15日 新規更新記事と注目銘柄・トピック
9月9日から9月15日までの新着記事
Level
Levelは米ドルとほぼ同価値で安定している通貨を使って、暗号資産のネットワークをより強固にする仕組みを作るプロジェクトです。 イーサリアムやビットコインと違って価格が安定しているため、ユーザーは暗号資産の値動きに左右されることなく、安心して暗号資産の利率や利益を得られます。 主にEigenLayerやSymbioticなどといったセキュリティプロトコルと連携して米ドルステーブルコイン(USDT.USDC)の持つ経済規模をそのままセキュリティ強化に活かせるようになります。
プロジェクトの詳細についてはDocumentをご覧ください。
記事化されていない気になるPJを簡単紹介
Blum - TelegramをベースとしたDeFi Exchange/Lauchpad. BinanceMVBに採択されているため、DOGSやCatizenなどに続き大手CEXへの上場が期待される。
AcrossProtocol - Intentを利用した相互運用プロトコル。Intent関係は今後押さえておきたい技術になるかもしれない。合わせてIntent Markets
Gashawk - ガス代の最適化を助けるRPCNodeサービス。
Seaseed network - Layer1chain for RWA。元TOKOCrypto出身者によって作られる。TetherやSaisonCapitalなどアジア大手銀行と提携。
今週のトピック
Catizenについて
今週の話題はなんと言ってもCatizenでした。Airdropでもらえるトークン量が確定してPre-Marketからいくら儲かったなど試算した方も多いのではないでしょうか。CandyDropsチームの最多獲得者は$1万ドル課金して約46kトークンを獲得した方もいます。
PreMarketの価格が$0.75~0.8付近なのでこの価格で売れるとしたら$35kドルほどでしょうか。チーム内ではトレードのおもちゃになって最終的には$0.1でも高いよ派と$DOGSと同じくらいの$1.8もあるよ派といいとこ$1派がいます。こういう異なった意見があるのが面白くDYORする醍醐味とも言えますね。
TGEとBinance,Bybit,OKX等々大手CEX上場は9月20日を予定しています。獲得した方は今のうちに上場戦略を考えておくと当日慌てなくて済みますね。
上場時の立ち回りについてはこちらのスライドがとても面白かったのでぜひ参考にしてみてください。
https://x.com/SimplicityWeb3/status/1833948088395825601
Document直リンクはこちら
上場トークンの価格を一週間に渡って分析した記事になります。2017年からアルトコインやCEXトレードをやってきた経験知としても納得できるところが多く参考になります。中の人は基本的に即売りしています。一部追加のエアドロップや利益が見込める場合のみ分割利確をしますが9割以上のトークンは大部分を即売りしています。
CAT-20について
CAT-20はFractalBitcoin上に作成されたトークンです。Fractal最初のトークン発行プロトコルであるFLUXに続くトークン発行プロトコルとなります。CAT-20はコントラクトを使用してトークンのMintとTransactionを管理します。新しいトークンの作成にはUTXOが使用されるとMinter UTXOが生成され、これらのUTXOを使用してトークンを作成できます。作成者は任意のMint条件(有料ミント・ミント期限・ホワイトリストミント等)を設定することができます。
CAT PROTOCOLについて詳細はこちら
FractalBitcoinが正式にサポートしていることもあり、現在は発行枚数限度まで発行済みです。発行価格$2(5個)だったものが現在は10倍〜20倍の価値になっていることもあり、発行に必要な$FBの価格も一時的に$15から$30に上がりました。これらBitcoinのネットワークを利用したトークン発行などはInscriptionやRuneなどが記憶に新しいですがCat-20もその中の一つに名を連ねるほど盛り上がりを見せました。 その他Bitcoinのネットワークを利用するものにはveda、cbrc 20、Compos Protocol、Orddefi、有名なものだとBerachainやBabylonなどがあります。これら各種プロジェクトがBitcoinのネットワークをどのように利用し進化させるのか楽しみです。中の人は懐疑的ではありますが、要チェックだとは思います。
Nayuta Walletサービス停止
Nayuta wallet サービス停止 三ヶ月後にサービスが停止されます。ノンカストディアルウォレットのため残高は残りますがLNでの送金ができなくなるとのこと。初めて使ったLNWalletがNayutaWalletだったので残念ですが、チームの今後の活躍を楽しみに応援しています! https://medium.com/nayuta-inc/contents-f9161192904a-nayuta-f9161192904a
中の人の小言
DeFiプロジェクトの価値を考えるとき、「堅牢性」「透明性」「高TPS」「拡張性」といったWhitePaperに記載される技術的な要素だけではなく、プロジェクトが健全な収益を確保しているか、持続可能かといった点にも注目する必要があります。市場では、特にブルマーケットの際にFDV(調達金額)が膨らみ、プロジェクトが実際に収益を上げていないにもかかわらず過大評価されるケースが多いと感じています。
暗号資産の世界では、プロジェクトの真の価値が見過ごされることが多く、特に技術的には優れていても市場での適応性や実際の収益性が伴わない場合、結果的に長期的に持続できない可能性があります。たとえば、技術的に優れているとされるプロジェクトが、実際にはユーザーケースを十分に確保できていないこともあります。このような状況で、プロジェクトが「過大評価」されていないかを常に疑問視しています。
過去の経験から、市場評価額が高くても、それがプロジェクトの収益性やユーザー基盤に直接結びつくわけではないことを学びました。特に、プロダクトがまだローンチされていない段階での熱狂的な評価は、しばしば実態とはかけ離れており、ローンチ後のパフォーマンスが期待に応えられないこともあります。
Due Diligenceのプロセスでは、チームメンバーの経歴、技術力、マーケットフィット、競合分析、市場戦略など、多方面から分析を行いますが、将来的にどれほどの価値があるのかを正確に見極めるのは非常に難しいです。そのため、どのタイミングで過小評価されたプロジェクトに投資するか、過大評価されているものから撤退するか、ポートフォリオをどう管理するかという点で、常に考え続けています。
悲しいことに、これまで過小評価されていると確信していたプロジェクトに投資できなかった経験もあり、そういった決断には悩まされます。
話は少しそれましたが、プロジェクトがどれだけのFee収入やTVL(Total Value Locked)を持っているかは非常に重要な指標です。私たちもよく利用しているDefiLlamaでは、さまざまなオンチェーンデータを参照できるため、皆さんの暗号資産ライフにぜひ活用してみてください。
また次回コラムでは「プロジェクトリサーチってどうやってるの?新しいプロジェクトの見つけ方は?」などをテーマにリサーチャーの仕事の流れを紹介したいと思っています。ぜひお楽しみに!
免責事項
- ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。
- ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。
- ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。
合わせて読みたい