Ithaca | 分散型技術を加速する開発支援プラットフォーム

プロジェクト詳細

Ithacaとは?

Ithacaは、ブロックチェーン技術を基盤とした分散型アプリケーション(dApps)の開発を促進するために設計されたプロジェクトです。分散型技術の発展を加速させ、開発者が効率よくdAppsやLayer2ネットワークを構築できるよう、強力なオープンソース開発ツールを提供しています。Ithacaの大きな魅力は、Odysseyと呼ばれる先進的なテストネットを通じて、最先端の技術を実際に試すことができる点です。

Odysseyの特徴

Odysseyは、イーサリアムの新しい技術研究(EIP)を実験するためのOP Stackロールアップ型テストネットです。通常のフォークとは異なり、OdysseyはrethノードビルダーAPIを利用して設計されています。このAPIを活用することで、実験的なEIPの実装や新しい命令の適用を行い、ブロックチェーンの機能をテストすることが可能です。

具体的には、以下のEIPが現在Odysseyに実装されています。

  • EIP-7702: EOA(外部所有アカウント)のコード設定
  • RIP-7212: secp256r1カーブのサポートを行うプリコンパイル
  • EIP-2537: BLS12-381カーブ操作用のプリコンパイル

このテストネットは、最新技術の実験場であると同時に、ブロックチェーン技術が抱えるパフォーマンスやスケーラビリティの課題を解決するための研究プラットフォームでもあります。さらに、Odysseyは、Rethのモジュール型アーキテクチャを活用することで、分散型技術のユーザーエクスペリエンスを向上させ、コスト削減にも寄与します。

Odysseyに関するより詳細な情報はコチラをご覧ください。

Ithacaのビジョンと価値

Ithacaは、分散型技術をより早く、より効率的に発展させることを目標にしています。特に強調しているのは「真実の探求」です。時には困難な道でも、最も正確で真実に近い技術的な解決策を追い求める姿勢を持っています。

また、Ithacaのエンジニアチームは、高い自主性と優れた問題解決能力を備えており、迅速な意思決定と優先順位付けに基づいた開発を進めています。科学的アプローチを重要視し、仮説を立て、データを収集し、証拠に基づいて技術的な意思決定を行います。

Ithacaの強み

  • 強力なオープンソースツール:Ithacaは、業界でも広く利用されているRethやFoundryといったツールを開発・提供しており、これらは分散型アプリケーションの開発を支える基盤となっています。
  • 優れた開発環境:Odysseyを活用することで、開発者はLayer 2ソリューションの開発や実験を容易に行うことができ、最先端のブロックチェーン技術にアクセスできます。
  • コラボレーション精神:Ithacaは開発者コミュニティや業界と緊密に協力しており、技術的なフィードバックを積極的に受け入れ、イノベーションを推進しています。

資金調達情報

Ithacaは2024年10月のSeedラウンドで、Paradigmから2,000万ドルの資金を調達しています。

エアドロップ情報

Ithacaから公式的にエアドロップの発表はされておりませんが、テストネットに参加しておくと、将来エアドロップが実施された場合に配布対象になる可能性がありますので、積極的に触っておきましょう。

エアドロップ攻略

手順まとめ

  1. 1. AlchemyなどのFaucetページでテストネットトークンを取得する
  2. 2. ウェブサイト上でウォレットを接続する
  3. 3. SepoliaからOdysseyにブリッジする
  4. 4. OdysseyからSepoliaに戻す

画像付き手順詳細

1.AlchemyなどのFaucetページでテストネットトークンを取得する 2.ウェブサイト上でウォレットを接続する 3.SepoliaからOdysseyにブリッジする 4.OdysseyからSepoliaに戻す

免責事項

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