Sunrise v2キャンペーン 寄稿記事

プロジェクト詳細

Sunrise DAは、Proof of LiquidityとオフチェーンBlobに対応した世界唯一のData Availability Layer(DA Layer: データ可用性レイヤー)です。

モジュラーブロックチェーンのスケーラビリティとアクセシビリティを飛躍的に向上させる次世代インフラとして注目を集めています。

2024年7月の初回テストネット公開後、わずか3週間で10万人、6週間で20万アクティブユーザーを突破するなど、日本発ブロックチェーンながらグローバルな成長を遂げています。

公式Documentはこちら

特徴

1. Proof of Liquidity

Sunrise DAはコンセンサスメカニズムとして「Proof of Liquidity」(PoL)を採用しています。

現在最も主流なコンセンサスメカニズムはEthereumなどで採用されている「Proof of Stake」(PoS)ですが、Proof of LiquidityはPoSに替わる新しい概念です。

PoSの主な欠点は、「それ自体が直接的な経済活動をもたらさない」ことです。

トークンをロックして報酬を得るだけなので、バリデータ個々の視点では経済的合理性がありますが、エコシステム全体としての経済効果は限定的です。

一方、PoLでは、実質的な経済活動(=Sunrise L1ネイティブの流動性プールへの流動性の提供など)にVoting Power(投票力)を与えることで、ネットワーク全体に正の好循環をもたらします。この一連の好循環を、「流動性フライホイール」(The Liquidity Flywheel)と呼称します。

2. オフチェーンBlobによるデータ可用性証明機構

Sunrise DAは、従来のDA Layerでは困難だった「ビッグブロックL2」の実現を可能にします。これは、Sunrise DAが他のDA Layerと異なり、オフチェーンBlobを採用しているためです。

例えば、Celestiaなど従来のDA Layerでは、データ可用性を証明する際にオンチェーン上にBlobのデータを書き込む必要があり、これがデータ処理能力の限界となっています。

一方、Sunrise DAはArweaveのようなオフチェーンの分散ストレージにデータを書き込みます。

これにより、従来のL2のデータ処理能力を超えた、フルオンチェーンのAIやブロックチェーンゲーム(BCG)などの実現が可能になります。

3. IBCのネイティブサポート

IBC(Inter-Blockchain Communication)とは、独立したブロックチェーン間の通信と資産移転を可能にする、Cosmosエコシステムから生まれたInteroperability(相互運用性)規格です。

Sunrise DAはチェーンネイティブでIBCをサポートしているため、Cosmosエコシステムの資産を継承しています。

さらに、Sunrise DA上にOPStackなどで構築したL2もIBCに対応可能です。

Sunrise DAはインターオペラビリティソリューションを研究開発するDatachain社と技術提携しています。Sunrise DA上のL2は、DatachainのLCP (Light Client Proxy)を通じてIBC規格に対応可能です。

エアドロップ情報詳細

トークン供給量の合計7%がTGE(Token Generation Event)時に初期エアドロップとして配布される予定でした。さらに、将来のイニシアチブ用にトークン供給量の5%が予定されています。Sunriseはこれら2つのトークン割り当て(最大12%まで)を統合し、ジェネシスエアドロップ中に同時に配布することを検討しています。

Sunriseのエアドロップは6つのWaveにわかれており、現在開催中のインセンティブテストネットはWave4に当たり、同時にGalxeキャンペーンも行われています。

Wave 1: Gluon/ex-UnUniFi ($GUU/$GLU) ステーカー

  • 総配布量:トークン供給量の2%
  • スナップショット日:2024年6月14日 6:00 UTC
  • エアドロップ請求ガイドは間もなく公開予定

Wave 2: Celestia ($TIA) ステーカー + LSTs ($milkTIA) + ($stTIA)

  • Milky Way $milkTIA 保有者はWave 2の対象となります
  • Stride $stTIA 保有者はWave 2の対象となります
  • 総配布量:トークン供給量の2%
  • スナップショット日:2024年6月14日 6:00 UTC
  • エアドロップ請求ガイドは間もなく公開予定

Wave 3: [REDACTED]

  • Wave 3は非公開エコシステム向けに予約されています
  • 総配布量は後日発表予定
  • スナップショット日は後日発表予定

Wave 4: Galxe + インセンティブテストネット参加者

  • 総配布量は後日発表予定
  • スナップショット日は後日発表予定 Galxeはこちら  公式ガイドはこちら

Wave 5: 後日発表予定

Wave 6: 後日発表予定

エアドロップ手順一覧

  1. 1. サイトにアクセスする
  2. 2. Cosmosウォレットを接続する
  3. 3. EVMウォレットを接続する
  4. 4. Usernameを登録する
  5. 5. FaucetからTestnet$RISEを取得する
  6. 6. RISEをスワップしてUSDCとUSDTを入手する
  7. 7. Sunriseテストネットの流動性プールに流動性を提供する(USDT/USDCペアが推奨)
  8. 8. 流動性プールの報酬をClaimしてvRISEを獲得する
  9. 9. vRISE獲得額に応じて自動付与されるHaru Yen(ポイント)を使用してShopでアイテムを購入する
  10. 10. アイテムでHaru(NFT)をカスタマイズする
  11. 11. Galxeタスクを完了する

インフォメーション
項目が多いように見えますが、最初に設定したらあとは決まったルーティンを繰り返すだけでOKです

エアドロップ活動の最終目標

下記を目指して、毎日コツコツと流動性プールを運用しましょう。

  1. 1. 流動性提供報酬によって獲得できるvRISEを最大化する
  2. 2. vRISEの獲得量に応じて得られるHaru Yenを最大化する
  3. 3. Haru Yenを使用してShopでアイテムを購入することで、Haruを好みにカスタマイズする(「カスタマイズしたHaruが最終的にNFTになる」と発表されています)
  4. 4. Haru Yenを使用してShopでアイテムを購入することで、HaruのXP(経験値)を最大化する

エアドロップの用語解説

主要なトークン(RISE, vRISE)

・RISE:
┗Sunriseのネイティブトークン。ガス代などに使用
┗譲渡可能
┗Faucetで毎日30RISEをClaim可能

・vRISE:
┗Sunriseのガバナンストークン。Gauge Votingなどに使用
┗譲渡不可能
┗Sunriseの流動性プールへの流動性提供報酬によってのみ獲得可能

・USDT・USDT:
┗一般的なステーブルコイン
┗流動性提供のペアとしておすすめ
┗RISEをSwapすることで入手可能

NFT(HARU)

・HARU:
┗ユーザーごとにカスタマイズするキャラクター。Sunrise v2キャンペーンの中核
┗HARUに多くのアイテムを装備させたり、XP(経験値。詳しくは後述)を貯めることを目的とする
このカスタマイズしたHaruが最終的にNFTになる
┗Sunrise v2キャンペーンではこのHaruをカスタマイズすることがユーザーの最終目標の一つ

ポイント(Haru Yen, XP)

・Haru Yen:
┗獲得したvRISEの量に応じて配布されるポイント
┗※Haru YenはvRISEを獲得するたびに配布されるので、保有するvRISEをデリゲートやGauge Votingに使用してもHaru Yenが減ることはない
┗Sunrise v2キャンペーンのゲームで使用する
┗Haru Yenを使用してShopでアイテムを購入する

・XP:
┗Haruの経験値
┗Haru Yenを使用してShopでアイテムを購入するごとに、購入額に応じて増加する ←Sunrise v2キャンペーンではこのXPを最大化することがユーザーの最終目標の一つ

画像付き手順説明

最初にやること

1.サイトにアクセスする

2.Cosmos ウォレットを接続する

3.Ethereum ウォレットを接続する 

注意
Gitcoin Passportで16以上のScoreのEVMウォレットである必要があります

GitCoin PassportのScore確認はこちら

4.ユーザーネームを登録

任意のものやテキトーなものでOKです。

5.Faucetで30RISEをClaimする

まずRISEトークンを入手しましょう。 毎日公式Faucetから30RISEをClaimできます。

6.RISEをスワップしてUSDCとUSDTを入手する

RISEをスワップして、流動性提供したいトークンを入手します。

USDT/USDCペアで流動性提供するために、ここでは下記のように30RISEをスワップしましょう。

  • 30RISEのうち、11RISEをUSDT、18.9RISEをUSDTにそれぞれスワップする(0.1RISEはGAS代用に残す)

7.Sunriseテストネットの流動性プールに流動性を提供する(USDT/USDCペアが推奨)

USDT/USDCペアが推奨されています。

特にCustom Rangeのlog±10%の設定で流動性提供することで、安定的かつ効率的に流動性報酬を獲得することができます。

(興味がある方は記事末の解説を参照してください)

以上で、最初に行うことは完了です。 これで流動性提供報酬としてvRISEを獲得できる状態になりました。 ある程度まとまった額の流動性提供報酬(特にvRISE)が発生するまで待ちましょう(翌日で十分です)。

次に、毎日のルーティンについて紹介します。

毎日のルーティン

僕は毎朝5-10分程度で各チェーンのエアドロルーティンをまとめてこなしているのですが、Sunriseの場合は下記です。

  1. 1. Sunrise PortalサイトでEVM・Cosmosウォレットの二つを接続(二つとも接続されていないとFaucetをClaimできないため)
  2. 2. Faucetから30RISEをClaim
  3. 3. 獲得したRISEをUSDTとUSDCにスワップ(30RISEのうち、11RISEをUSDTに、18.9RISEをUSDTにスワップする。0.1RISEはGAS代用にリザーブ)
  4. 4. 流動性プールの報酬をClaimしてvRISEを獲得(※流動性提供額をIncreaseする前にClaimすること)
  5. 5. 流動性提供額をIncreaseする(スワップしたUSDTとUSDCを作成済みのプールに追加する)

以上で、毎日のルーティンは終わりです。

解説: 流動性提供の戦略について

DEXへの流動性提供報酬量の構成要素

流動性プールの報酬量は主に下記5つの要素で決定されます。

(これはSunrise固有のものではなく、Uniswapなどの一般的な知識です)

1.プールのAPR (Annual Percentage Rate):プール全体の報酬率
2.プールの取引量 (24h Volume):取引量が多いほど手数料収入が増加
3.提供する流動性の割合:ユーザーが提供する流動性額 / プール全体のTVL割合が大きいほど有利(マイナーなペアに流動性提供する戦略もある?)
4.価格レンジの設定:log±10%の範囲内で価格が推移する場合、流動性が有効に活用されるレンジ外に価格が移動すると、片方のトークンのみになり報酬が減少
5.提供期間:長期間維持するほど累積報酬が増加

Sunriseにおける流動性提供戦略

結論としては、USDT/USDCペアに対してCustom Rangeのlog±10%の設定で流動性提供するのが最もおすすめです。

  • ステーブルコインのペアだから安定性が高い(インパーマネントロスのリスクがない)
  • 24h取引量が最も多い($309.91M)
  • TVLが最も多い(9.91B)
  • vRISE報酬のAPR自体は上から4番目(61.4%)だが、最もAPRが高いATOM/RISEペア(62.8%)と比べても遜色ない範囲。むしろ取引量から考えると報酬は最大

毎日FaucetでClaimしたRISEはUSDTとUSDCそれぞれにスワップします。

具体的には11RISEをUSDTに、18.9RISEをUSDCに、という割合で流動性を提供するのがおすすめです。

免責事項

  • 本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。
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