この記事では、Rabby Walletの導入方法および、基本的な使い方、特徴を解説します。

目次
Rabby Walletとは?
Rabby Walletは、DeBank社が開発したマルチチェーン対応の仮想通貨ウォレットです。
MetaMask(メタマスク)より直感的・安全に使える点が評価されており、初心者にもおすすめです。
主な特徴
- 取引前の自動セキュリティチェック
- サイトに応じたネットワーク自動切替
- 残高・資産状況の見やすいUI
- オープンソース&定期監査による高い透明性
Rabby Walletの始め方
1. インストール
必ず公式サイト(https://rabby.io/)からダウンロードしましょう。
- Chrome拡張またはスマホアプリで利用可
- Chrome拡張は「Chrome Web Store」で開発元が「rabby.io」になっているか要確認
2. 新規ウォレット作成
続いて、ウォレットの新規作成を行います。
- Rabbyアイコンをクリック → 言語設定(日本語対応)
- 「新規作成(Create New Address)」を選択
- シードフレーズ(12単語)が表示されるので必ず手書きでメモし、安全な場所に保管
- ここで表示されたシードフレーズは他人には絶対に教えてはいけません。
- デジタル保存や写真撮影は厳禁で、必ず手書きでのメモを残しましょう。
4. パスワード設定(8文字以上・英数・記号混在推奨)
- シードフレーズの確認テストに回答
- 作成完了 → メイン画面が表示される
3. 既存ウォレットのインポート
既にウォレットを保有している方は、お持ちのウォレットをインポートしていただけます。
- MetaMask等のシードフレーズ(12 or 24単語)やハードウェアウォレット(Ledger, Trezor等)も同じ画面からインポート可能
- インポート後、アドレスや残高が一致しているか確認
Rabby Walletの基本操作
メイン画面の見方
以下は、Rabbyのメイン画面(拡張機能)になります。
- 上部:自分のウォレットアドレス/現在のネットワーク
- 中央:仮想通貨・NFTの資産残高(日本円表示も可)
- 下部ボタン(各種機能)
- Send(送信):ウォレットアドレス・数量・手数料確認後に送金
- Receive(受信):自分のアドレス表示(QRコードも可)
- Swap(交換):ウォレット内で仮想通貨同士の交換
- Bridge(ブリッジ):異なるチェーン間の資産移動
日本語設定
Rabbyの拡張機能アイコンをクリック後、ウォレット画面右下**「More」 > 「Current Language」より「日本語」を選択**することで、アプリの言語を変更できます。
セキュリティ機能
- 取引前の自動リスクチェック(安全・警告・危険を色で通知)
- 送金先が初対面の場合は警告表示
- 取引シミュレーションで「送信後にどう変化するか」事前に確認可能
承認管理(リボーク)
- DeFiで与えた「承認権限」は「Approvals」画面で随時取り消し(Revoke)可能
- 使わなくなったWeb3系サービスの権限はこまめに削除をしておくことで、将来的な資産流出リスクも削減できます。
Rabby Wallet利用時の注意点
- シードフレーズ管理が最重要
- 紙に手書きで、複数保管
- 他人に見せない/ネット保存NG
- パスワードも推測されにくいものを設定し、定期的に変更が推奨
- 公式サイト・正規ストアからのみインストール
- 怪しいサイトやDMでシードフレーズを求められても絶対に教えない
- 資産移動や大きな金額送金は必ずテスト送金や内容の再確認を
トラブル時の対処
- 不正アクセス・シード漏洩時は即座に新ウォレット作成&資産移動
- 送金やSwapの失敗はネットワーク・手数料・アドレス再確認を
- 困った場合はRabby公式ドキュメントやサポート・コミュニティを参照
まとめ
Rabby Walletは直感的で安全、マルチチェーン対応の次世代ウォレットです。
「公式サイトからインストール→新規作成(またはインポート)→基本操作の習得」
このシンプルな流れで、仮想通貨を安全に管理・運用できます。
セキュリティ基本原則(シード管理・公式情報・少額テスト送金)だけは必ず守って活用してください。