イーサリアムって何？～ビットコインと何が違う？かしこい契約が得意な暗号資産～

2025年6月26日

約6分

この記事を読めば、イーサリアムの特徴と、ビットコインとの違いがスッキリわかります！

暗号資産界の二大スター、ビットコインとイーサリアム。でも、イーサリアムには「スマートコントラクト」という特別な機能があるって知ってた？この記事を読めば、イーサリアムならではの特徴と可能性がバッチリわかるよ！

この記事でわかること

イーサリアムって、ビットコインと何が違うの？

ビットコインが「デジタルなお金」としての機能に特化しているのに対して、イーサリアムはもっと多才な暗号資産なんだ。

もちろん、イーサリアムにも「イーサ（ETH）」っていう専用の通貨があって、ビットコインみたいに送ったり受け取ったり、価値を保存したりできるよ。でも、イーサリアムの一番すごいところは、そのブロックチェーン上で色々な「プログラム」を動かせることなんだ。

例えるなら、ビットコインが「すごく安全な金庫」だとしたら、イーサリアムは「色々なアプリをインストールできるスマートフォン」みたいなイメージかな。お金の機能も持っているけど、それ以上に、様々なサービスや仕組みを作り出すための土台（プラットフォーム）になるんだ。

イーサリアムが「プログラムを動かせる」って言ったけど、その中心になるのが「スマートコントラクト」っていう仕組みなんだ。

「コントラクト」は英語で「契約」っていう意味。つまり、あらかじめ決められたルールに従って、自動的に実行されるプログラムのことなんだ。

例えば、ジュースの自動販売機を想像してみて。お金を入れてボタンを押すと、自動的にジュースが出てくるよね？あれも一種の簡単なスマートコントラクトみたいなもの。「お金が投入されたら、かつ、ボタンが押されたら、ジュースを出す」っていうルールがプログラムされていて、人の手を介さずに自動で実行されるでしょ？

スマートコントラクトは、もっと複雑な契約や取引も、ブロックチェーン上で自動的に、しかも改ざんされにくく実行できるようにするんだ。

このスマートコントラクトがあるおかげで、イーサリアムの上では本当に色々なサービスが生まれているんだよ。

スマートコントラクトを使って、イーサリアムのブロックチェーン上では、こんな面白いサービス（これらをまとめて「dApps（ダップス・分散型アプリケーション）」って呼ぶよ）が動いているんだ。

DeFi（ディーファイ・分散型金融） 銀行みたいな仲介者なしに、お金を貸し借りしたり、交換したりできる新しい金融サービスのこと。例えば、自分の持っている暗号資産を預けて利息をもらったり、別の暗号資産と交換したりすることが、プログラム（スマートコントラクト）を通じて自動で行われるんだ。
NFT（エヌエフティー・非代替性トークン） デジタルアートやゲームのアイテム、会員権などに「これは世界に一つだけの本物だよ！」っていう証明書をつけたもの。ブロックチェーンに記録されるから、コピーや改ざんが難しくて、デジタルのものでも本物としての価値を持たせることができるんだ。最近よくニュースで聞くよね！
DAO（ダオ・分散型自律組織） 特定の社長や管理者がいなくても、参加者みんなでルールを決めて運営していく組織のこと。スマートコントラクトを使って、投票したり、資金を管理したりするんだ。

これらはほんの一例で、イーサリアムの可能性はまだまだ広がっているんだ！