Babylon|ビットコイン活用型PoSチェーンセキュリティプロトコル

目次

プロジェクト詳細

Babylonとは?

Babylonは、ビットコインを活用して、Proof-of-Stake(PoS)チェーンおよびその他の分散型システムにセキュリティを提供するプロトコル群を設計しています。これにより、ビットコインの価値を新しい用途で活用し、分散型エコシステム全体を強化することを目指しています。Babylonのアプローチは、以下の3つのビットコイン特性に基づいています:

  • 資産としてのビットコイン:高い価値を持つ暗号資産
  • PoWセキュリティによるタイムスタンピング機能:改ざん耐性の高いデータ保護
  • 検閲耐性の強いブロックスペース:分散型記録媒体としての信頼性

Babylonはこれらを基盤に、ビットコインタイムスタンピングとビットコインステーキングという2つの主要プロトコルを構築しています。これらのプロトコルは、それぞれPoSチェーンのセキュリティ課題を解決し、新たな経済機会を生み出すために設計されています。

Babylonは2025年にMainnetをローンチし、ビットコインステーキングサービスを本格稼働しています。現在、ステーキングダッシュボードを通じて、ビットコイン保有者がセルフカストディ型でステーキングに参加できる環境を提供しています。

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BTCタイムスタンピングでPoS保護

背景

PoSチェーンは、その特性上、特定の攻撃に脆弱性を持ちます。特に、「長期攻撃(Long-Range Attack)」は大きな脅威です。この攻撃では、悪意のあるバリデータがステークを解除してから、過去のブロックから新しいフォークを作成します。このようなフォークを防ぐために、PoSチェーンはビットコインタイムスタンピングを活用することができます。

タイムスタンピングのユースケース
  • 長期攻撃の防止: ビットコインチェーンにPoSチェーンのブロックをタイムスタンプすることで、攻撃者が新しいフォークを作成しても、そのフォークが選ばれることを防ぎます。
  • ステーク解除までの期間の短縮: タイムスタンピングにより、PoSチェーンのステーク解除期間を数週間から数時間に短縮可能です。
  • 検閲耐性の向上: タイムスタンプされた取引情報は、PoSチェーンが検閲されても、ビットコインチェーン上で保護されます。
  • 新規チェーンのブートストラップ: 初期段階でトークン価値が低い新しいPoSチェーンでも、タイムスタンピングにより外部からセキュリティを補完できます。

ビットコインステーキング:経済的セキュリティを提供

ステーキングのプロセス

Babylonのビットコインステーキングプロトコルは、ビットコイン保有者が以下のようにステーキングを行える仕組みです:

  • ステーク開始: 保有者は、ビットコインを自己管理型のコントラクトにロックします。
  • PoSチェーン上でのバリデーション: ステークがロックされると、保有者(または委任先のバリデータ)がPoSチェーンでブロックを検証し、報酬を得ます。
  • ステーク解除: 正常にプロトコルに従った場合、保有者はビットコインを迅速に解除できます。一方、プロトコル違反があれば、ステークされたビットコインは没収されます。
システムアーキテクチャ

Bitcoinステーキングプロトコルの基盤となる仕組みは、BitcoinとPoSチェーンを結ぶ制御プレーン(Control plane)です。この制御プレーンは以下の主要な機能を担っています。

  • BitcoinタイムスタンピングサービスをPoSチェーンに提供し、PoSチェーンがBitcoinネットワークと同期できるようにする。
  • マーケットプレイスとして機能し、BitcoinステークとPoSチェーンをマッチングさせ、ステーキングおよび検証に関する情報を追跡する。
  • PoSチェーンのファイナリティ署名を記録する。

ここでの「プレーン(plane)」は、技術的な文脈で使用される専門用語で、「層」や「機能を担う特定の領域」を意味します。特に、コンピュータネットワークや分散システムで使用される場合、「制御プレーン」はシステム内の制御や管理に関連する機能を担当する層を指します。

より詳細なプロジェクト情報についてはDocsをご覧ください。

資金調達情報

Babylonは、2023年12月にABCDEやPolychain Capital、Hack VC、OKX Venturesなどから、2024年2月にBinance Labsから、2024年5月にParadigmやAMBER、Mantleなどから8,800万ドルの資金を調達しました。さらに、2026年1月には、a16z cryptoから1,500万ドルを追加調達し、Trustless Bitcoin Vaultsの開発を加速しています。総調達額は1.03億ドル以上に達しています。

トークン情報

Babylonは、2025年4月10日13:00 (UTC+3) にTGE(Token Generation Event)を実施し、BABYトークンをローンチしました。同日18:00 (ET) にBinance Spotへ上場し、BABY/USDT、BABY/USDC、BABY/BNB、BABY/FDUSD、BABY/TRYの取引ペアで取引が開始されています。

トークン詳細:

  • ティッカー: BABY
  • 初期総供給量: 100億トークン
  • 初期流通量: 約22.9億トークン(22.9%)
  • 上場取引所: Binance、OKX、その他主要取引所

BABYトークンは現在、主要な暗号資産取引所で取引可能です。

エアドロップ情報

Babylonのエアドロップは2025年4月10日に完了しました。 現在、BABYトークンはBinance等の主要取引所で取引可能です。

エアドロップ概要

Babylonは、Early Adoptersを対象としたエアドロップを実施しました。600M BABYトークン(総供給量の6%)が、以下の対象者に配布されました:

  • Phase 1 Stakers: Cap-1、Cap-2、Cap-3のいずれかでビットコインステーキングに参加したユーザー
  • Finality Providers: ファイナリティサービスを提供したバリデータ
  • Pioneer Pass Holders: 初期参加者向けNFT保有者
  • GitHub Contributors: Babylonプロジェクトへの開発貢献者

エアドロップスケジュール

  • 登録期間: 2025年2月25日 8:00 UTC 〜 3月15日 8:00 UTC
  • TGE / 配布日: 2025年4月10日

2026年ロードマップ

Babylonは2026年も引き続き開発を進めており、以下の主要マイルストーンが予定されています:

Q1 2026

  • Trustless Bitcoin Vaults: ブリッジを使用せずにネイティブBTCを担保として利用できるインフラの構築
  • Bitcoin Liquidity App: ビットコインの流動性を活用した新しいアプリケーションのローンチ

これらの開発により、Babylonはビットコインエコシステムにおける新たなユースケースを創出し、BTCfiの発展に貢献していきます。


【参考】過去のエアドロップキャンペーン参加方法

以下は、2024年12月〜2025年3月に実施されたCap-3エアドロップキャンペーンの参加方法です(現在は終了しています)。

1.暗号資産ウォレットを使用する場合

自己管理型の方法でBabylonビットコインステーキングに参加したい場合は、BTCステーキングダッシュボードを通じてステーキングできます。

  • ダッシュボードにアクセス: BTCステーキングダッシュボードにアクセスします。
  • ウォレットを接続: ステーキングをサポートするウォレットを接続します(詳細は下記参照)。
  • ファイナリティプロバイダー(FP)を選択: 委任するFPを選びます。なお、委任とはPoSプロトコルの投票権の委任を意味し、ビットコイン自体がFPに移動することはありません。
  • ステーキングを実行: 指示に従ってステーキング量を指定します。

対象ウォレット

  • ブラウザ拡張ウォレット: Bitget Wallet、Keystone、OneKey、OKX Web3 Crypto Wallet、Tomo、Cactus Link
  • モバイルウォレット: Binance Web3 Wallet、imToken、CoinEX Wallet、Gate Web3 Wallet、Leap、Unisat(近日対応予定)
  • MPCウォレット: Fordefi Wallet、Colossus X Dfnsなど
2.中央集権型取引所(CEX)のEarnプログラムを使用する場合

BinanceやBitrueといった取引所を通じてもステーキングが可能です。他の取引所も順次対応を予定しているようです。

3.LSTプロトコルを使用する場合

Liquid Staking Token(LST)プロトコルを通じて間接的にステーキングすることも可能です。

対応プロトコル: Acorn、Babypie、Bedrock、Chakraなど

4.カストディアンを利用する場合

AnchorageやHex Trustなどのデジタル資産カストディアンを通じて参加することもできます。

エアドロップ詳細情報に関してはコチラをご覧ください。

参加手順(参考)

暗号資産ウォレットを使用する場合の手順は以下の通りでした。

手順まとめ

  1. BTCステーキングダッシュボードにアクセスする
  2. 対応ウォレットを接続する
  3. Finality Providerを選択する
  4. ステーキングする金額を指定し、指示に従って手続きを完了する

画像付き手順詳細

1.BTCステーキングダッシュボードにアクセスする

2.対応ウォレットを接続する

3.Finality Provider(FP)を選択し、ビットコインのPoS投票権を委任する

4.ステーキングする金額を指定し、指示に従って手続きを完了する

免責事項

  • 本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。
  • 本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。
  • 本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。