9月23日~10月02日 新規記事とトピック、PJ分析・探しってどうやるの?

今週の新着記事紹介

Kaia Blockchain | 韓国Lineとkakao-KlytnによるL1チェーン

Kaia BlockchainはLINEのブロックチェーン「Finschia」とKakaoのブロックチェーン「Klaytn」の合併から生まれたLayer1 ブロックチェーンです。2024年8月9日にメインネットが公開されており安いガス代や高速承認を売りとするEVMベースチェーンです。

簡単手順説明

  1. 1. EthereumからWormhole等を利用してUSDTをKlytnに資産をブリッジする。
  2. 2. 3つのDappsの中から好きなプロジェクトに流動性提供するCapybara,Dragonswap,KaiaSwap
  3. 3. Bitbank等でKlytnを直接購入しBridgeすることで比較的簡単に参加できます。

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Rewardy Wallet | Web2.0ユーザーが自然にWeb3.0に移行できるウォレット

Rewardy Walletは、ブロックチェーンをベースとしたWEB3エンターテインメントウォレットで、コミュニティ活動を通じてポイントを獲得できます。ガス代不要で資産を簡単かつ安全に管理でき、20以上のグローバルコミュニティでのアクティブな活動によってポイントが貯まります。

手順まとめ

  1. 1. Rewardy Walletアプリをダウンロードする iosはこちら Androidはこちら
  2. 2. 紹介コード「56FA4EFC」を入力する
  3. 3. クエストをこなしてポイントを獲得する
  4. 4. ○×クイズに正解してポイントを獲得する
  5. 5. コミュニティで閲覧・投稿・返信をしてポイントを獲得する
  6. 6. 友人に紹介してポイントを獲得する

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Skate Chain | チェーン同士を繋ぐStateless Layer2 Blockchain

Skatechainはハブチェーンとして各レイヤーやモジュラー化されたL2同士を接続するStateless Layer2 blockchainです。

Skateでは、相互運用性は、ネットワーク レベルとアプリケーション レベルの両方で相互運用性がサポートされて初めて実現できるとして、断片化された流動性やネットワーク同士の接続を改善します。 現在開催中のキャンペーンではGalxeタスクをこなしてSkateBoardNFTをMintしてOllyPointoを獲得できるほか、ThrusterFiとVertexに流動性を提供することでポイントを獲得できます。

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今週のトピック

EigenlayerのTGE

Eigenlayerは、イーサリアムや様々なリキッドステーキングトークンを預け入れ、サードパーティネットワークのセキュリティ確保に貢献できるリステーキングプロトコルであり、4月にメインネットが公開されました。

現在$Eigenは$3.5をつけており、TGE時の価格である$4から約20%ほど下落しています。EigenlayerをStakingしている事で様々なトークンがもらえる可能性があるという予想も出ています。この考えは、$Eigenを売りたくても売れない層が更なる収益構造を作り出す可能性があるのではというところに起因しているようです。

今週の資金調達一覧

今週の資金調達についてはこちらをご覧ください https://research.crypto-times.jp/reports/analysis171

  • tune[.]fm: $50M 分散型音楽ストリーミングプラットフォーム
  • Titan Exchange: $3.5M Solana上に構築されたDEX
  • wingbit: $3.5M エンタープライズ向けWeb3オペレーティングシステム
  • Fuse: $12M エネルギー分配のDePINプロジェクト
  • GasHawk: $1.6M ガス節約プラットフォーム
  • Universal Health Token: $1.2M ゲーム化されたヘルスケアプラットフォーム

PJ分析・探しってどうやるの?

暗号資産を始めてまもない方などは「どうやって良いプロジェクトを他の人より早く見つけてくるの?」という壁に当たるかと思います。誰も参加していないが過小評価されているプロジェクトを見つけ出すのは難しくここで挫折してしまう方も多いと思います。それらを解決するためにはしっかりと見極める方法と情報ソースを作っておくことが大事です。

  1. 1. SNSや情報ソースは自分のポートフォリオだと思ってしっかり選別しよう
    暗号資産の情報収集では主にTwitterやTelegram、Discordが使われます。その中でもTwitter/Telegramは世界中で使われており情報収集ツールとして重要です。一部おすすめアカウント・面白いリサーチサイトなどを紹介します。プロジェクトを見つける際には資金調達を行なったPJやVCの投資先などを洗ってみたりしています。他にもIncubationプログラム採択などにも目を通しています。
  • Twitter
    Today in Defi - 日刊メールマガジンでDeFiの出来事をキュレーション
    Wu Blockchain - Blockchain業界の大きな話題の速報
    Xangle - マーケット分析や様々なアクティビティのレポート・ニュース読解など
    Simplicity Group - 業界情報や各分野の分析など
    Tiger Research - 業界情報や各分野の分析など
  • Website
    Certik Skynet - あまり拾われないDeFiネタを拾ってくれるRSS型キュレーション ArchResearch - Marketの情報やPJ比較など
    Keyrock - PJ分析やセクター分析など
    Xangle Research - PJ分析やセクター分析など

2 プロジェクトを分析してみよう
流行っているカテゴリ・チェーンかどうか判別してみましょう。暗号資産の世界では流行っている分野かどうかは非常に重要です。短中期では流行っていないと価格は減少傾向になります。少し前まではLRT/LSTが流行っていましたし、現在ではSolana,Ton,Sui、Moveなどが話題に上がることが多い印象です。また、EthereumFoundationの企画したStartupIncubateProgramの最終入賞PJはPaymentが多く受賞しており今後Payment分野の資金調達が流行る可能性も示唆されています。

中の人が重要視している点をいくつか紹介します
・流行りのチェーン・カテゴリに属しているか エアドロップ等で広く話題になったBlastは今あまり話題にあがりません。同じくLayerZeroやZKSyncなども開発は行なっているでしょうが、注目度は減少傾向にあるといえます。注目度はそのままトークンプライスに影響されると言ってもいいほど重要な項目です。

・同カテゴリ・チェーンのプロジェクトはどれくらいのFDV・MCを持っているか。
暗号資産の世界では現在の収益性よりユーザー数やTVL、将来への期待値が大きく価格へ反映される傾向があります。もし同カテゴリチェーンに大規模かつ先進的なプロジェクトがある場合一定の注目が期待できます。

・それらのトークンを買う層は確かに存在しているか
KeyRockのレポートでは直近行われたエアドロップのうち95%は価格が下落しています。https://keyrock.com/airdrops-in-the-barren-desert/ これらのエアドロップの多くはユーティリティやトークン配布方法の問題などで需要が供給を上回ってしまっています。ユーティリティが存在しなくても上がるMemecoinなどもあがりますが、あれらにはパチンコ玉(トレードの対象)としての価値があり、その一点のみで需要と供給のバランスを作っています。どんな使い方をされて、保有者にはどのようなメリットがあるのかをまず考えてみましょう。

3.マーケット,オンチェーンデータを見よう
暗号資産は移り変わりの激しい世界です。SNSフォローで大衆の話題になっているものなどを理解した上でもう一度マーケットやオンチェーンデータを見てみましょう。TVLの増減や平均DailyTransaction量など。DuneAnalysisなどオンチェーンデータでユーザーが作ったDashboardでみるのもいいと思います。話題になってはいてもオンチェーンデータ上では伸びてないなんてこともザラにあります。 DeFiLlmaなどでデータを見る習慣をつけましょう。

まとめ

未だ流行っていないが今後流行る可能性がある分野・PJを見つけるためにも業界の技術・トレンドを追いかけながらチャートなどを見て実際のマーケットを合わせて分析することがPJ分析では大事です。いろいろな分析やデータを用いて仮説を立てて、荒波とも言えるWeb3投資を乗りこなしましょう!
細かいデューデリジェンスやValuationから考える投資機会についてはまた別の記事で説明します。

免責事項

  • 本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。
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  • 本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。