Exponent|Solanaの利回り取引プロトコルの特徴・使い方・参加方法を解説

目次

Exponentは、Solana上で動作するDeFi利回り取引プロトコルです。JitoSOLやKamino、DriftなどのSolana利回り資産を「固定利回り」と「変動利回り」に分離する独自のYield Stripping機構を備え、累計利回り取引量2B超・ユーザー3.5万人超を記録しています。本記事では、Exponentの特徴・3プロダクトの使い分け・将来のエアドロップ候補となるプロトコルポイントの貯め方を解説します。

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プロジェクト概要

項目内容
チェーンSolana
カテゴリDeFi(利回り交換 / 固定利回り市場)
ステージメインネット稼働中(v2 プライベートベータ)
累計取引量$2B超
総ユーザー数35,000人超
投資家Multicoin Capital、Solana Ventures、RockawayX 他

ExponentはSolana上のDeFi利回り交換プロトコルで、JitoSOLやKamino、Driftなどの利回り資産を「Principal Token(固定利回り)」と「Yield Token(変動利回り)」に分離する独自のYield Stripping機構を備えています。ユーザーはIncome(固定利回り)・Farm(レバレッジ利回り)・Liquidity(流動性提供)の3戦略から自由に選択でき、流動性供給で得られるELP(Exponent LP)トークンをステーキングすることで取引手数料に加えてプロトコルポイントを蓄積可能です。

2024年末のメインネット稼働以降、Solanaの主要利回り取引プロトコルの一つとして地位を築いており、累計取引量は2Bを突破、ユーザー数も35,000人を超えています。2026年4月にはMulticoin Capital主導のシード調達を完了し、Solana Ventures、RockawayX、L1D、Prelude、Theia Blockchainに加えてSolana LabsのCEO Anatoly Yakovenko氏もエンジェルとして参加しました。v2ではオンチェーン金利オーダーブックとStrategy Vaultが導入予定で、Hastra(Figure HELOCs)やOnRe、Solsticeといった機関投資家向け運用パートナーとの連携が進んでいます。

ここがすごい(特徴・強み)

  • Yield Stripping機構: 利回り資産をPrincipal Token(固定利回り)とYield Token(変動利回り)に分離。固定利回りで安定した収益を狙うユーザーと、利回り変動に対するレバレッジ露出を狙うユーザーがそれぞれの目的に合わせて切り替え可能
  • 3プロダクト構成: Income(固定利回り、fragSOLで15-20% APY想定)・Farm(変動利回りに対するレバレッジ)・Liquidity(流動性提供で取引手数料 + プロトコルポイント獲得)。同一プロトコル内で運用スタイルを柔軟に選べる
  • プロトコルポイント蓄積: ELPトークンステーキングと提携ポイント(Drift FUEL 5xなど)でポイントが二重に積み上がり、将来のトークン配布候補となる
  • v2ロードマップ: オンチェーン金利オーダーブック(変動利回り↔固定/レバレッジ変換)とStrategy Vaultを導入予定。資産運用者がパッケージ化する戦略をユーザーが選んで利用できる仕組み
  • セキュリティ重視: 最新シード調達の一部をセキュリティ監査・バグ報奨金に配分し、機関投資家向けの運用基盤を強化。Solana DeFiでもオーダーブック・CLMMをベースにした流動性を提供

エアドロップ・参加方法

Exponentの公式トークンは未発行ですが、Income/Farm/Liquidityの各プロダクト利用とELPトークンのステーキングでプロトコルポイントを蓄積できます。

項目詳細
ステータスプロトコルポイント蓄積中(公式トークン未発行)
配布予定時期未公表
参加条件Solanaウォレット保有 + Exponentプロダクト利用
推定報酬未公表(プロトコルポイント比例配布の可能性)
提携ポイントDrift FUEL 5x など

画像付き参加手順解説

ステップ1:公式サイトでプロジェクトを確認する

まず exponent.finance にアクセスします。

トップページでは Solana 上のイールド取引所としてのコンセプトが紹介されています。下部にスクロールすると、プロトコルの実績指標が確認できます。

右上の「Launch App」からアプリに進みます。

ステップ2:アプリ(app.exponent.finance)にアクセスする

「Enter App」をクリックすると、v1 と v2 の選択メニューが表示されます。今回は安定稼働中の Exponent v1("The battle-tested protocol you know for interest rate swaps on Solana")を選択します。

💡 v2 は近日公開予定(プライベートベータ募集中)。本記事では現行の v1 をベースに解説します。

クリック後、app.exponent.finance/income に遷移します。

アプリのナビゲーションには3つの主要機能があります。

タブ内容想定ユーザー
IncomePT(元本トークン)を購入し、満期まで固定APYを確定安定収益を求める人
FarmYT(イールドトークン)を購入し、変動APY+ポイントを倍率付きで獲得強気・ポイント狙いの人
LiquidityLP として流動性を提供し、トレード手数料+報酬を獲得中長期で運用したい人

ステップ3:ウォレットを接続する

右上の「Connect Wallet」ボタンをクリックします。

対応する接続方法は以下の通りです。

  • Phantom(Solana 標準的なブラウザウォレット)
  • Solflare
  • Infinex
  • Google via TipLink(Google アカウントで簡単接続)
  • その他

Exponent は監査済み(Audited)かつセルフカストディ(Self-custodial)で、ユーザー資産はプロトコル側で保有されません。

ステップ4:Income で固定APYを確保する(Earn Fixed Yield)

「Income」タブでは、各マーケットの固定APY満期日が一覧で確認できます。

気になるマーケットをクリックすると詳細パネルが開き、Implied APY のチャートと Invest / Manage / Sell タブが利用できます。

操作手順:

  1. 「You Invest」に保有している基礎トークン(例:USX)と数量を入力
  2. 「To Buy」に PT トークン(例:PT-USX)の受取数量が自動表示される
  3. 「Net Fixed APY」が満期までの確定利回り(例:5.39%)
  4. 「Connect Wallet」→ 取引承認で完了
📌 特徴:満期に PT トークンが 1:1 で基礎トークンに交換され、購入時点の固定APYが確定します。途中売却(Sell タブ)も可能です。

ステップ5:Farm で変動APYとポイントをレバレッジする

「Farm」タブでは、YT(Yield Token)を購入することで、少額資本で大きな変動利回り+ポイント倍率を狙えます。

ポイント:

  • YT は満期までの変動収益のみを受け取る権利
  • 元本に対する有効エクスポージャー(Effective Exposure)が数百倍になることもあり、ポイント獲得効率が極めて高い
  • ただし変動APYが想定より下がると元本割れリスクあり(要注意)

ステップ6:Liquidity で LP として手数料を稼ぐ

「Liquidity」タブでは、PT/YT マーケットに流動性を提供してトレード手数料+ポイント報酬を得られます。

特徴:

  • 満期が近づくにつれて流動性が動的に集中するため、Impermanent Loss が最小化される設計
  • 各ボールトの基礎トークンが原プロトコル(Solstice、OnRe、Hylo など)にデポジットされるため、そのプロトコルのリスクを内包する点に留意

戦略別おすすめタブ早見表

目的選ぶべきタブ想定リターン構造
元本を守りつつ固定利回りIncome固定APY(5〜12%)
ポイント・ファーミングを最大化したいFarm変動APY × 高倍率ポイント(最大25x超)
中長期で手数料収入を得たいLiquidity手数料 + 各種ポイント報酬

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エコシステム・パートナーシップ

  • Jito: JitoSOLやkySOL Restakingなどの主要Solanaステーキング資産を統合し、利回り調達源を確保
  • Kamino: Kaminoレンディング資産との連携で利回り戦略の選択肢を拡張
  • Drift: FUEL 5xポイント連携により、Exponent利用が二重に評価される
  • Perena: USD*ステーブルコインの利回り取引を提供し、安定資産での運用を可能に
  • RockawayX / Hastra / OnRe / Solstice: v2 Strategy Vaultの初期パートナーとして機関投資家向け戦略を提供

関連情報・リンク集

まとめ

  • ExponentはSolana上の利回り交換プロトコルで、変動利回り資産を固定利回りとレバレッジ露出に分離できる
  • Income・Farm・Liquidityの3戦略でユーザーは目的に合った利回り運用を選択可能
  • ELPステーキングと提携ポイントを通じてプロトコルポイントが蓄積され、将来のトークン配布候補となる
  • 2026年4月にMulticoin Capital主導のシード調達を完了し、機関投資家向け基盤を強化
  • v2ではオンチェーン金利オーダーブックとStrategy Vaultを導入予定で、機関流動性の取り込みを目指す

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免責事項

  • 本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。
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この記事を監修した人

新井 進悟

新井 進悟

株式会社ロクブンノニ 代表取締役

2013年に東京理科大学大学院(経営工学専攻)修了後、Web・アプリ・広告業界の複数社でエンジニア、データサイエンティスト/データアナリストとして従事。2017年頃から仮想通貨・ブロックチェーン領域に携わり、2018年1月に株式会社ロクブンノニを設立、同年2月にブロックチェーン特化型メディア「Crypto Times」をローンチ。業界歴は約9年。DeFi・L1/L2プロトコル・トークノミクス・ZKP・国内外の規制動向を専門領域とし、自身でもオンチェーンでの資産運用・リサーチを日常的に行う。数百本以上の記事執筆・監修を担当し、国内外カンファレンス登壇、DeFi資産運用セミナー講師、KOLアンバサダープログラム運営など実績多数。

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